地層を剥がす

声を失った人間の発声練習です

水木しげる先生のすごさを再発見した

「今年は発注されていない文章を量産するぞ」と決意したにもかかわらず、まったく書けていません。ブログの更新も約1か月ぶりです。

 

やー、怒涛の日々でしたね。しかし、自分の人生を振り返ると、ずっと怒涛の日々なので、天寿をまっとうするまでこの状態が続くものと思われます。

 

この1か月は新たな案件で頑張ったり、約2年ぶりでビーチコーミングしたり、いつものように各種博物館に行ったり、ドキュメンタリー『太陽の塔』を2回観たりしていました。

 

ここ1か月で最も印象に残っている出来事は「水木しげる先生の再発見」です。九段下に「しょうけい館」という戦傷病者の方々に関する展示をしている博物館があります。先日そこに行ったら、入館時に水木しげる先生の絵がプリントされたクリアファイルをもらいました。入館料無料なのに、プレゼントまで……!

 

ちょうど水木先生の展示をやっているタイミングだったからかもしれません。常設展をひととおり観た後、「水木先生の展示も観ていくか」と思い、立ち寄ったところ、水木先生のエグいまでの大物ぶりを見せつけられることになりました。

水木先生の偉大エピソード

その1:人生に期待していない。ラバウルで腕を失った時も、サラッとその事実を受け入れていたらしい。

日本に帰国する前、「両親が腕を失った自分を突然見たら驚くだろうから、事前に知らせておくか」という気持ちではがきに左腕のない自身の絵を描いて送った水木先生。しかし、対面した両親は当然驚愕します。彼らのリアクションに、水木先生は「えっ、そこまでのこと?」とびっくりしたようです。そりゃ驚くよ!!!

 

その2:仕事は次々クビになり、困窮し、マンガ家として人気が出るまでにもかなりの時間がかかった。それでも「ま、人生こんなもんだろ」と受け入れていた。

普通ならばやる気を失っても仕方ない状況です。しかしその中でも、自分の好きなことを続け、楽しく生きていたのはすごい。

 

ひとことで言えば「現実は現実として受け入れ、好きなことを続けた」つまり「マインドフル状態であり続けた」という話です。

 

一方でマインドフルネス3年目の私は最近やさぐれていて、水木先生の境地とはほど遠い状態にあります。本業や副業も重要だけど、自分にとって大切なことにもっと時間を使っていきたいですね。そう、こういう非生産的なブログを量産するとか。