異動でデータサイエンティストになったので、せめて「統計検定2級くらいの実力はつけたいな」と思い、勉強を始めました。
「統計検定2級の受験」といえば、評判の高い教材がいくつかあります。たとえばこれ。
BellCurveさんの「統計学の時間」です。私も繰り返し勉強に使わせていただいています。けど、なんか覚えたことが頭から抜けていくんですよ。一つひとつのセクションを読めば理解できるのですが、全体のつながりがわからず、理解したはずのことが崩壊していくというか……。
それからKindleで公開されている秋月八十さんの『統計検定2級合格のツボ』。これは一度読ませていただき、わかったような気分になりました。しかし、「統計学の時間」と同じ理由ですべてが抜けていきました。
当然、統計初心者によく読まれているハンバーガー本、アイスクリーム本についても同様です。
「数学の知識がないからわからないのかな」と思い、スタディサプリで中学〜高校数学を勉強したこともありました。それでも駄目でした。
というわけで、私、統計に対してやる気がないわけではありません。勉強はしてるんですよ。つまり、頭が悪すぎる!
「英・国・小論で学部に入ったド文系で理数系の素養がほとんどない人間だから仕方ない」という諦めの気持ちもあったのですが、まあ、統計を使う職種に就いてしまったので、そんな言い訳もしていられません。
そこで、大学院時代の恩師に教えていただいたソシムの『データ分析に必須の知識・考え方 統計学入門』を読み始めました。
これ、めちゃくちゃいいです。統計に登場するそれぞれの概念がどのような関係にあるかわかり、全体を俯瞰して捉えられます。そうしてミッシングリンクが埋まることで、私レベルの人間でも、理解が崩壊せず、保たれる感覚があります。おかげでようやく「統計オモロい」と思えるようになってきました。まだ4割くらいしか読めていないので、とりあえず通読してみます。